周りを気にしてしまうのは

フィンランドから日本へ短期交換留学している
大学院生のアナさんにこんな質問をされました。
「なぜ日本の女性は私に年齢を訊くのですか？」

アナさんに出会う日本の女性はほとんどの場合
アナさんに何歳なのかと年齢を尋ねるらしくて
それがどうしてなのかを知りたいのだそうです。

というのもフィンランドに居ると会った人から
あなたは何歳？と尋ねられたことは一度もないし
自分も年齢を知りたいと思ったことはないそうです。

というアナさんの言葉を聞いてハッとしました。
これって人権的な個人性を大切にする西洋文化と
他者との関係性を気にする東洋文化の違いっぽい、と。

フィンランドでは自分と相手の関係において
年齢の違いというのは大して重要じゃないけど
日本では最重要というくらい気にするんですね。

空気を読むというか自分の立ち位置を探すというか
自分はここでどのように振る舞うのがよいのか
相手と自分との関係性を最初に見極めるわけで。

相手との関係性の基準となる一つが年齢なので
日本人同士だとパッと見た印象で推測できるけど
アナさんは見た目で分からないから尋ねるのでしょう。

それで年上ならば敬う想いを持つようにするけど
同い年なら親しくて年下ならば先輩風を吹かす
というような立ち位置を見定めておきたいのでしょう。

そういえばコテンラジオの民主主義の歴史シリーズの
12回目の配信分で深井さんたち三人が雑談していて
西洋と東洋の違いで類似した話をしていた気がします。

もしそんな話が出て来なくて違っていたらゴメンなさい。
ちなみに民主主義の歴史シリーズは一推しの必聴です。
でもはっきり思い出せないのでまた聴き直そうかなぁ〜