自分を自分じゃないと認識したら

2023年12月27日(水)

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4年前には命がどうなるかわからないからと
ご法事をおつとめすることが難しかった方が
自分で歩けるようになってお参りされました。

具合が悪くなった原因は免疫が自分の身体を
異物と誤認して排除する標的としてしまって
身体の組織を損傷させるようになったそうで。

治療のため外科手術をしなければならなくて
同じ場所は2回しか開くことができないため
何度も手術することはできないのだそうです。

そのため縦方向に2回メスを入れて手術して
さらに手術しなければならなくなったので
次は横方向に2回メスを入れて手術されました。

それでも免疫が異常な反応をしてしまうので
免疫力を弱めて抑える投薬をすることにしたら
内臓が耐えられず多臓器不全になったそうです。

手術のたび集中治療室に2ヶ月以上入っていたし
エクモを使うようになり点滴に頼るしかなくなり
医師から「覚悟するように」と言われていました。

ところが幸いにも合う薬が見つかったことから
奇跡的に命を取り留めて回復の兆しを見せて
エクモも外せて食べることもできるようになりました。

リハビリを始めたら転院しなければならないので
家族の協力もあって自宅でリハビリに励まれて
自分の力で日常生活ができるように回復されました。

ということで今回は年忌のご法事を出せるのでと
お寺にお参りされておつとめが終わったあとで
とても貴重な疾患体験を聴かせてくださいました。