温かな雰囲気で偲ぶのもいいもの
2023年11月27日(月)
法事のあとにお参りの方とお話をするのですが
亡き方の思い出話を聴かせていただいていたら
笑いに包まれてほっこりした一周忌がありました。
この夏の初盆では奥さまと息子さまがいらして
在りし日のお姿を聴かせていただいていたのですが
ご法事には他にも大勢の方がお参りされていました。
お通夜のときには聴かせていただけていなかった
いろんなものを分解するのがお好きだった話になり
昔はラジオを組み立てたりされていたそうです。
電化製品なら何でもバラして組み立て直していたけど
一つだけ「これは元に戻せるかどうか」と言っていたのが
カープの試合中継用の広島のある局専用ラジオでした。
すると娘さまが「そういえば」と語り始めたのは
「父の机の上にずらっと時計が並んでいるのですが
どれも分解してバラしたままの時計なんです」で。
分解したら組み立て直すこともできるんだけれど
なぜか分解されたまま残っているということで
皆さんが「そうだったね」と微笑んでおられました。
思い出話を数珠つなぎに聴かせていただいていて
いろんな話題になるたび皆さんが大笑いしたり
「そうそう」と言われていたのが印象的でした。
そうした皆さんの雰囲気はとてもほっこりしていて
在りし日の姿を温かく偲んでおられてステキでした。
きっと亡き方も向こうで喜んでいらしたことでしょう♪