気になったら病院で診てもらう

お宅でご命日のご廻向をする月参りの代わりに
お寺へ出向いたほうが納骨堂にも参れるので
本堂でおつとめをするお檀家さまがおられます。

先月のお彼岸にも今月のご命日にもお参りがなくて
どこかお具合でも悪くされていらっしゃるのではと
気になってご自宅に電話したら入院中とのことでした。

先日その方から退院しましたと電話がかかってきて
日にちが遅れたけどお寺でご廻向してほしいとのことで
お寺にお参りになったので話を聴かせていただきました。

急に高熱が出て翌日には少し熱が下がったけど
気になるので病院に行って診察してもらったら
コロナでもインフルエンザでもなかったけれど。

血液検査をしたら白血球の数値がとても高くて
ＭＲＩで調べたら胆嚢の中に小さな石があって
胆管から胆汁が流れなくなっていたそうです。

大きな病院に即入院となってまずは胆汁を抜いて
容態が回復してから石を取ることになったため
手術待ちもあって三週間ほど入院されていました。

最初に行った病院からそのまま救急搬送されて
何も入院の用意ができていないままだったので
いろいろと必要なモノがなくて困ったらしくて。

普段から入院のときに持っていくセットを
カバンに一式整えて入れて用意していたら
困らないよと後から友人に言われたそうです。

まずは大変なことになっていなかったのが一番で
お寺に自転車に乗ってお参りできるくらいに
お元気でいらしたことにホッと安堵しました。

自分はどこも悪いところがなくて元気なんだと
これまでは思っていたけどいつ何がどうなるか
分からないんだと気づかされたということでした。

これまで健康だったことを過信しすぎないで
おかしいなと思ったら病院で診てもらうことを
嫌がらない方がいいんだと教わったようでした。