アウトプットするために学ぶと

2023年10月11日(水)

231011
昨夜は友人たちとオンラインでE.H.カー著の
『歴史とは何か』を読む読書会がありまして
前回の続きで3章の解説をしてもらいました。

ニュートン力学が登場したことで世界の捉え方が
メカニズムとして研究されていったことにより
人間の行動も予測可能だという仮説が登場して。

ダーウィン理論の登場により進化という視点が
人間社会も歴史的に進歩していると考えられて
旧来の主観的な世界観への反発が増していき。

そこで歴史も自然科学のように検証可能だとして
人間の行動の積み重ねが作る歴史についても
予測可能だと考えられるようになったけど。

科学と同じく歴史でも法則とされていたものが
実は次なる新しい理解に至る道を示してくれる
仮説にすぎないという思想に落ち着いていき。

歴史を科学として扱うことに対する反論について
5つの項目を挙げて科学とは違うと言っている
3章の途中までで昨夜は時間切れになりました。

ここまで要約して書くだけで苦労していますが
この説明をしてくれる先生の広大な知識量と
噛み砕いて話せる読解力に敬服するばかりでした。

そもそも社会学と社会科学という違うものがあって
社会学より社会科学のほうが上位のくくりである
ということも私は知らなかったわけですから。

昨夜の話を聴いて今日また本を読み返してみて
一度で分からず二度三度と読み直していって
ようやく昨夜の話を理解することができました。

でもこのあたりの話が少しずつ理解できてくると
世界の見え方の解像度が上がってくる感覚があって
歴史って面白いなぁと二晩がかりで味わえています。

そしてブログで書こうと思って本を読み直して
アウトプットするために理解を深めるというのも
とても大切な学びだなぁとしみじみ感じています。

この読書会でご一緒くださる皆さまに感謝です!