仕事を好きになれなくても良いのか

2023年10月5日(木)

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「自分の仕事を好きになれないっていうのは
やっぱり良くないんですかね?」と尋ねられて
「はい」も「いいえ」も違う気がして少し考えました。

たまたまご縁があって就いた仕事だという人が
働くうちに好きになるようなこともあるでしょうが
全員が仕事を好きなれるとは限らないですね。

資産家だったり生活を支えてくれる人とか仕組みが
あるという人だったら働かなくてもいいでしょうが
生きるためには仕事をして働くのが一般的でしょう。

もし仕事以外に好きなことや打ち込みたいことがあって
そうした好きなことをライフワークとして取り組みたければ
糧を得る仕事(ライスワーク)は別にあっていいですよね。

もしもライスワークを捨ててライフワークに走ったら
別のライスワークを探さないといけなくなるでしょうから
結果的にライフワークが続けられなくなると思います。

なので今の仕事はライスワークだと割り切れたら
好きなことをやるためにこそ今やっている仕事が
好きになれなくても大切にすることはできるでしょう。

そう思えばこそ仕事は好きにならなくてもいいですし
仕事にやり甲斐が持てなかったとしても構わないですが
仕事は仕事として勤しむことを大切にすることはできます。

将来やりたい夢が描けていてその道に入っていく人って
振り返ってみても周りを見回してみてもけっこう少なくて
何かのご縁があって仕事に就いた人の方が多いです。

だとすると好きなことが今の仕事になっている人って
そんなに多くおられないんじゃないかと思いますし
そもそも好きなことが分からない人も多いと思います。

それに好きなことが仕事になったという人でも
趣味のときは好きだったとしても仕事になったら
好きじゃなくなったという話もあちこちで聞きます。

ライフワークのためのライスワークだと思えたら
それはそれで大切にしていけばいいことなので
自分の仕事を好きになれなくてもいいと思います。