興味あるものに自然と目が向く

2023年10月3日(火)

231003
ひとさじの会の活動に参加して思ったことがあります。
臨床仏教師の現場実習過程なので実習記録を書きますが
それとは別で個人的に感じたことの備忘録になります。

配食ボランティアとしてひとさじの会に参加したので
駅や公園におられる路上生活の方に声を掛けましたが
別の用事で上野に出てきているとしたらどうだろう…と。

ターミナル駅の上野駅周辺は夜遅くでも人が多いです。
次々とたくさんの人が行き交っているような場所でも
ボランティアの人たちが声をかけて配っていました。

そうした状況のそばを通ったら自分はどうするか。
時間的に急いでいるわけじゃなかったとしても
「へぇ〜」と思うくらいで通り過ぎる気がします。

いつも周りの人たち全てを見ているわけじゃないので
パッと目にしても通り過ぎたらすぐに忘れるというのが
普段の自分だと思いますしそれが自然なのでしょう。

でも何か興味ある人やモノなどが目に入ったら
急いでいても「おっ」と思いながら見たりしますし
場合によっては立ち止まって見たりするかも知れません。

ただしそれは元々自分がそれに興味があったら
パッと目が留まって意識が向けられるのですが
興味がなければ目に入っても見えていません。

老いた親の介護をされている方はご年輩の方に
幼い子を育てている方はよその小さいお子さんに
ついパッと目が留まるというのはよくあります。

ということなら配食ボランティアに参加したことで
昨夜からは路上で生活されている方を見たら
少しは目に留まるようになったでしょうか。

恐らくすぐにそんなに変わっていないと思います。
とはいえ焦らなくても繰り返し参加しているうちに
自然と目が向くようになっていくのだろうと思います。

理想的には仏さまのような慈悲の眼差しですが
少しでもそこに近づけたらなぁ…と思っています。