広島のお盆といえば盆灯籠だが

2023年8月8日(火)

230808
広島は浄土真宗本願寺派の安芸門徒さんが多く
夏になるとお墓にお供えするための盆灯籠を
スーパーやコンビニなどのお店で見かけます。

あるご門徒さんは菩提寺さまへお墓参りに行ったら
昨日もう盆灯籠があちこちお供えしてあって
白い初盆の灯籠も多かったですと教えてくれました。

別のご門徒さんは今年から菩提寺さまの墓地では
盆灯籠のお供えはしないようにと決められたらしく
木の墓参札に変わったんですよと仰いました。

この盆灯籠は竹を組んで紙を貼った簡素な造りで
灯籠の紙には誰がお墓参りに来たか分かるように
名前を書いてお墓の脇に立ててお供えしています。

お二人ともご実家がのどかな田舎だったので
子どもの頃には竹を切ってきて小刀で割って
竹ひごを組んで盆灯籠を手づくりしていたそうです。

今では盆灯籠がお供えできるところが減ってきて
木の墓参札が盆灯籠に取って代わっていますが
人によってどちらが好みかは分かれますね。

いずれにせよ盆灯籠に書かれている名前を見て
お墓参りに来た方がどなたか確かめていたので
どちらかがないと来てくれた人が分からなくなります。

ちなみにお寺によっては備え付けの墓参札とか
短くて小さなお盆の塔婆を用意しているので
なるべくお寺に用意してあるものを使ってください。

私のお寺でもお盆用の経木塔婆を用意しています。
お盆が明けたらお墓の前で一基ずつご廻向しますので
お寺に備え付けの盆塔婆をお供えしてくださいね。