コテンドクショでの対話-16

コテンラジオの法人コテンクルーが入れるコミュニティで
指定のテーマ本をもとに興味ある人がオンライン上に集い
なんでも自由に語り合うコテンドクショに今宵も参加しました。

今回のテーマ本は中島岳志さん『思いがけず利他』でして
ネット上で検索したら「購入済」となっていて驚きました。
積ん読状態で本棚に隠れていてすっかり忘れていたんですね。

読み進めていくと前々回の國分功一郎『中動態の世界』も
前回の『歎異抄』も出るし更に前に読んだ九鬼周造まで
本文の中に出てくるというので不思議な流れを感じました。

利他についてうさん臭さとか利己心とか善意とか支配とか
どういう想いがあるとどうなるとかどうやったら利他ができるかとか
個人的な感覚の違いをワイワイと語り合って対話しました。

同じことをしても見返りを期待するかしないかの違いで
与える側と受け取る側の気持ちの組み合わせが４つあるけど
どうかできるのかどうにもできないのかという話に発展して。

そもそも与える側は利他をすることができるのか論になり
自分で利他をしようと思ってはできない論が盛りあがっていたとき
受け取ることで利他が起動するという話からふと思ったんですね。

もしもともかくできるだけたくさんとことん受け取っていけば
受け取った分だけ利他がそこに増殖していくことになるので
誰かの利他を起動させるという利他が自分で意図できるのでは、と。

利他の起動を増殖させていった分だけ自分自身が感じる幸せが
インフレを起こしていって超ハッピーになっていきそうだし
自分で利他しようと思ってする利他も有り得るような気がしました。

ということを流れの中で思ったんだよねという話をしたら
皆さんスゴい発見だと驚いたり面白がって大爆笑したりと
なんだか幸せな空気感が満ちあふれていくステキな時間になりました。

利他の話は他でももっと深掘りしていけそうな気がするので
どこか別の場所でも対話をしてみたいと思っています♪