古い建物が残る街並みを巡って

2023年6月23日(金)

230623
浄土宗平和協会主催の平和誓願の集いの前に
開催される協会の総会と理事会に出席するため
初めて福井県の武生に降り立ってきました。

時間に余裕があったので会場のお寺に向かう道中で
画家で絵本作家のいわさきちひろが生まれた地にある
「ちひろの生まれた家」記念館に立ち寄りました。

企画展「ちひろ 雨の日 晴れの日」をやっていたので
雨の日や晴れた陽射しのなかで遊ぶ子どもたちを描いた
淡い色彩だけど色とりどりの原画を見せてもらいました。

古い街並みが今もあちこち残されている武生のまちを巡るのは
明治や大正や戦前の光景が点在していて興味深く面白いですが
保存しながら暮らしていく当事者には難儀なことも多いでしょう。

会場のお寺は江戸期に再建された築200年超えの本堂でした。
驚くほど巨大な梁や大きな丸柱が使われた立派な伽藍ですが
今後は維持し続けていくだけでも益々大変になるでしょう。

古い建築物や街並みを残し続けるには限界があると思います。
人口が減り過疎化が進むなかで何をどう残して維持し続けるのか…
なるべく使い続けるとしてもいつまで先送りできるでしょうね。。。