仏事の慣習には正解がないので

2022年10月14日(金)

221014
今日の電話相談はお盆の飾りの質問でした。
お盆にお餅をお供えすると聞いたのですが
時期外れだけど教えて欲しいとのことです。

元は九州のお寺さまから聞かれたらしくて
お盆を迎えるときとお盆を送るときとでは
違うお餅にすべきか知りたいのだそうです。

お盆の飾りは土地によって慣習が違うため
広島ではあまり馴染みがない習わしなので
ご自身のお好みで構いませんと答えました。

同じお餅でもいいのか違う方がいいのかを
どうしたものかが分からず困っているので
何か指針を知りたいと再び尋ねられました。

迎えと送りで別々のお餅にできるようなら
別々にされた方が丁寧にしたと思えるので
それぞれ違うお餅にされるのも一つですが。

同じお餅をお供えしたままにしておいても
ご自身がお気になさらないということなら
同じお餅でも構わないと思うと答えました。

唯一無二の絶対的な正解がないことなので
自分が丁重にしたと思えるやり方であれば
構わないというのを納得されたようでした。

仏事のお供えとかご供養にまつわることは
楽なのがいいからと手を抜くのではなくて
丁重にやったと思えることがポイントです。