ご法事のあとのお話のなかで

2022年3月12日(土)

220312
ご法事のあとは亡き方の思い出のお話とか
皆さんの今のご様子など時間が許すかぎり
いろんなことをゆったりとお話しています。

あるご法事のあとお経の一節を話していて
仏さまのお慈悲について触れた流れの中で
ありのままを受け容れることを話しました。

何でもいいのなら都合が良すぎませんかと
尋ねられたので疑問に感じた理由を聞くと
ご自分自身のことを語ってくださいました。

お母さまが亡くなられてお葬儀を出された
その頃から今まで目を背けていたこととか
抱えていらしたモヤモヤを吐き出すように。

ありのままでいいと仰る方は阿弥陀さまで
私たちの心の中まで分かってくださるけど
何をしてもいいというわけではないですね。

できるできないは問われていないとしても
何かしらしようと思う気持ちを持っていて
しようと思っていないと何も始まりません。

でも今もし何か気づくことがあったのなら
今から何かをしようと思ったのでも良くて
これからしようとしたのでも良いんですよ。

そうお伝えしたら考え込まれたようでした。
今回のご法事をご縁に何かお気づきになり
変わってゆかれるんじゃないかと思います。