お別れに歓喜の歌を奏でて捧げる

2022年2月22日(火)

220222
お通夜の席で故人さまのお話を聴かせていただくなかで
お戒名に入れて欲しい字があるかどうか伺っています。
今回のご縁では「奏」を入れて欲しいとお願いされました。

娘さまが音楽の道に進まれてフルートを演奏されていたり
お孫さまが部活でブラスバンドに勤しんでいらしたりするのを
楽しみにされていて演奏をよく聴きに行かれていたそうです。

お葬儀のとき故人さまに最後に演奏を聴いていただけるように
お別れに何か奏でて差しあげませんか、とお伝えしていたら
ベートーベンの第九をフルート二管で献奏くださいました。

演奏したお二人は自分たちもお葬儀のなかで役目をもらえて
悲しい場面だったけど有り難かったと喜んでいらっしゃいました。
でもやっぱり一番喜ばれたのは故人さまだったと思います。