生老病死を考えて語る 〜4〜
2021年10月29日(金)
20年近く前に出た『生・老・病・死を考える15章』という本をもとに
「そのとき、あなたならどうしますか?」を考えるワークショップの
第4回目を昨夜オンラインで友人たちと一緒に開催しました。
前回まで「生・老・病」ときて今回は「死」にまつわることとして
積極的な安楽死が認められている世の中になったと仮想したうえで
自分の場合と大切な人の場合に何を選ぶかの2つの問いを考えました。
前半の「自分自身に安楽死を望む可能性」についての問いかけでは
医療現場に携わる人が救命と延命の境界線って悩ましいよねと呟かれたり
それぞれの経験に基づいた容認と否認と中間的な意見とを語り合いました。
後半の「大切な人の望みを受け入れるか」についての問いかけでは
基本的には受諾する可能性が高いけど辛くてしんどいという意見や
受諾も拒絶もいずれも後悔の念を背負い込むという意見などがありました。
全体として「どう死ぬか」より「どう生きるか」という問いかけや
「死」は誰のものなのかとか自己決定権はどうなるだろうとか
これまで3回よりいろんなモヤモヤが残ったのは良かったと思います。
ちなみに後半で私が話した考え方は皆さんの発想にはない視点だったようで
お坊さんならではというか浄土系の僧侶ならではの世界観だったようです。
それへの法友の感想に大発見があったのですが改めて別のブログに記しますね。
次回は12月6日(月)夜9時から「生:出生前診断」を考えて語り合います。
席数が限られていますので興味ある方は早めにお知らせください♪