生老病死を考えて語る 〜2〜

2021年6月14日(月)

210614
20年近く前に出た『生・老・病・死を考える15章』という本をもとに
「そのとき、あなたならどうしますか?」を考えるワークショップの
第2回目を一昨日夜にオンラインで友人たちと一緒に開催しました。

前回の「生」を受けて今回は「老」にまつわることとして
クローン技術が飛躍的に進歩していることになる未来に向けて
どこまでどのように認められるのかどうかを語り合いました。

グループに分かれて2回トークの時間を持つにあたって
最初からクローンには否定的な考えが多くなりそうだと予想して
前半は「クローン技術で実現する素敵なことは何か」を語りあいました。

皆さん想定外の質問だったようでけっこう途惑っておられたので
アニメや映画の夢物語的な恩恵から可能性を考えてもらいましたが
どこまで許されるのかという線引きに悩んでいらしたようでした。

続いて後半は「法整備が進むなかどこまで技術を認めるか」を語りあいました。
そこで浮かび上がったのは「命」はどこからはじまるのかということと
「生」というか命ある存在の線引きはどうあるべきか、という思索です。

個人的にハッとしたのは「命の終わりとして脳死を認めるということは
命の始まりは脳が誕生したときになる」というコメントでした。
私も含めモヤモヤが残るのはワークショップがうまくいった証しですね。

次回は8月26日(木)夜9時から「病」について考えて語り合います。
席数が限られていますので興味ある方は早めにお知らせください♪