大切な方を想って手紙を書く
2021年6月10日(木)
昨夜のお通夜は故人の娘と孫3人が参列されていました。
遠方の親戚や伴侶や曾孫さんたちも呼びたいところだけど
コロナ禍なので来場を控えてもらうことにしたそうです。
故人さまは小さなお子さまと一緒にいるのが好きだったので
曾孫たちは幼かった頃いっぱい可愛がってもらっていたから
できることなら孫達も一緒に送り出させてやりたいけど…と。
そこで曾孫さんたちにお手紙を書いてもらうことをお勧めしました。
遠くで届けられないならFAXでも画像を送って印刷してもいいので
親御さんが代わりに棺に入れて差しあげてくださいと申し添えて。
普段は反抗期で親の言うことを素直に聞かない中高生さんたちに
「ひぃばぁに手紙書いてくれる?」と声をかけたところ
「あぁ、わかった」と言って書いてくれた、と親御さんが驚いていました。
また喪主である娘さんも今朝になって自分も書こうと思い立ち
「私も母への手紙を書いてきたので棺に一緒に入れます」とおっしゃいました。
そして棺を閉じるときに見たら胸元にみなさんのお手紙が添えられていました。
手紙を棺に入れるよう勧める葬儀社さんのサービスは時どき見かけます。
お坊さんたちが推す「おくりふだ」など既製品があるのも知っています。
でも紙とか便せんや封筒など選ぶ場面も故人を偲ぶには大切なことかも知れません。
これまで参列する方に故人さまに聞こえるよう直接お話することはお勧めしていました。
これからは参列されない方も含めて手紙を書くことをお勧めしていくことにします。