仕方ないけどグリーフを感じる…

2021年4月27日(火)

210427
大勢ご参集のご法事にとても元気な2才の男の子が来ていて
じっとしているのが苦手で本堂内陣にもトコトコ入ってきて
お供えされている果物をパッとつかんだりしていました。

親御さんが「だめでしょ〜」と追い掛けては制止していましたが
それを面白がるようにして縦横無尽に動き回っている様子でして
おつとめが始まってからも後ろの方で騒がしくしていました。

おつとめを終えた頃には追い回られすぎてご機嫌ナナメになっていて
親御さんに抱えられた途端に限界を超えてしまったらしく
逃れようと暴れたときに偶然手元にお経本がありました。

バタバタと手を振り回したら開いたページをギュッと握りしめてしまい
親御さんがどうにか制止させてお経本から手を放させたときには…
幸いにも裂けたり破れたりはしませんでしたがシワシワになっていました。

自分自身を振り返っても幼い頃には他意はないけどヒドいことをしてしまったことはあります。
また大人でもお経本を他意なく手から滑り落として破ってしまわれた方もおられます。
今回の男の子にも悪気はなかったでしょうしグチャグチャにしたかったわけでもないでしょう。

残念で哀しいですが過ぎたことは元に戻せませんし仕方がないことです。
こういうご縁だったと思うしかないですけどグリーフを感じています。。。
来年のお焚き上げのときに手を合わせ浄焚して改めてお別れすることにします。。。