語ることからグリーフケアに

2021年3月30日(火)

210330
この前の土曜日はハチドリ舎の「死を語る」第3弾で
『がんフーフー日記』の著者の清水浩司さんを迎えて
医師の矢野さんと一緒に清水さんの話を聴きました。

清水さんが伴侶の癌闘病の模様をブログに綴っておられて
本にする際にブログに全く手を加えず出版されました。
それは後から加筆修正すると美化してしまうから、だそうです。

それともう一つ。
お子さんが大きくなって母のことを知りたくなって本を手にしたとき
父と母とがどんな想いでいたのか嘘偽りなく知って欲しいから、と。

清水さんが心の内を分析しながら語ってくださった物語の中では
予期悲嘆と喪失が入り混じりながら時が流れていっていました。
それらを語ることがグリーフケアにつながっていたようでした。

いろんな場面でさまざまに発信していくことは大事なことですね。
貴重な話を隣で聴かせていただきいろんなことを感じたひと時でした。