科学的視点と宗教的視点と

2021年2月8日(月)

210208
立春を過ぎ紅梅の蕾が開いて咲き始めました。
日中の陽射しは温かくても風は冷たかったです。
とはいえ春の兆しが感じられるのは嬉しいですね。

お寺にいらした方から難しい質問をいただきました。
科学的視点での捉え方と宗教的視点で語られることが
ピタリと合わないことがあるのをどう思うか、と。

たとえば人間界の他に別の世界があることや
輪廻を繰り返していると説かれることなどです。
思わず唸ってしまってしばらく思案しました。

科学的な考え方にどっぷり浸かって生活していますが
必ずしもそれだけでは割り切れないことがあります。
そうしたことについて私が感じていることを答えました。

納得いただけないかと思いましたが「なるほど!」と
意図していることを汲み取っていただけたようでして
「和尚さんって正直な方なんですね!」と言われました。

答えに窮するような質問をいただくとドキッとしますが
問いを与えられたおかげで考えが深まることってありますね。
時にはこんな場面に出逢うのも良いものだなと思いました。