亡き人を偲ぶ最後の夜を大切に

2021年1月30日(土)

210130
初めての会館でお通夜からお葬儀までおつとめしました。
熱心なお檀家さんが生前に申し込みをされていたようで
何度も足繁くお参りしたご自宅近くの新しいところです。

連絡を受けた日に枕経へ伺い翌夜がお通夜となりました。
最近はお通夜のときに枕経も一緒にすることがほとんどですが
枕経が別だったのでお二人のお子さまといろんな話ができました。

お通夜にはご親族があちこちからご参列くださっていました。
何かと控えるご時世でもお参りしたいと集ってこられたのは
人のために尽くしてこられた故人さまのお人柄があってのことです。

ご参列の皆さまとおつとめの後でお別れの時間をご一緒したら
故人さまに語りかける皆さまの雰囲気がとても温かく感じられました。
お通夜のおつとめも大事ですが大切な人を偲ぶ時間こそがお通夜ですね。

「少しおかしな言い方になってしまうかもしれませんが
 とても温かくてすてきなお通夜をありがとうございました」
と会館の方が控室までわざわざお礼を言いに来てくださいました。

ご縁をいただいた人たちが亡き人を偲ぶことは亡き人へのご供養となります。
坊さんに頼むかどうかは別として最後の夜を大切に過ごしてもらいたいです。