陽光に舞う風花の雪に感じたのは

2021年1月7日(木)

210107
晴れなのに雨が降る天気雨は狐の嫁入りと言います。
でも晴れなのに雪が降るのを天気雪とは言わないし
狸の嫁入りと一部で言うようですが一般的ではありません。

他に何というのか言い方がないか調べてみると
花びらが舞うように風で雪がちらつくことから
「風花」(かざはな・かざばな)と言う言葉がありました。

実はお経の中には雨が降る表現がいろいろとあります。
その一つが浄土宗でよく読む無量寿経の「当雨珍妙華」です。
読み下すと「まさに珍妙の華を雨(ふ)らすべし」となります。

実際には雨というより華が舞ってくる様子を雨に例えていて
あらゆる世界が感動して虚空から華がはらはらと舞うというのです。
そう思えば「風花」というのも似たような意味合いとも言えます。

だとすると人通りまばらな本通りで見かけた今日の風花は
何かしらの吉祥の兆しを顕しているのかも知れないなぁ…
なんて思いながらスタバの前を通り過ぎたのでした。