責めずにはいられない苦しさを

2020年11月18日(水)

201118
「私の悩みを聞いてもらって法話をしてもらえますか」
掲示板を見て電話された方がお寺を訪ねてこられました。
大切な方を亡くされてからずっとご自分を責めておられます。

心が崩れ落ちないでいられたのは自分を責めていたからでしょう。
でも自分を責め続けるのは自分で自分を傷つけることでもあるので
その苦しさを少しでも吐露できる場を必要とされていたようです。

とめどなくあふれてくる想いがこもった言葉に耳を傾けました。
話ながら在りし日のことを思い出してまた話すの繰り返しです。
幾度も幾度も涙があふれてこぼれ落ちていらっしゃいました。

泣きたいときにはどれだけ泣いてもいいですし
悲しみに暮れるときは思いきり悲しんで構いません。
またいつでもお話しをしにいらしてくださいとお見送りしました。