明るくいられるお通夜の時間を

2020年10月2日(金)

201002
つい先ごろの僧侶のためのグリーフケア連続講座では
枕経でのグリーフケアの可能性をケーススタディしました。
もちろん枕経に限らず通夜の場面でもできるものです。

個人的にも数年前からできる範囲で心がけていまして
先日のお通夜の前に喪主さまとの打合せで相談しました。
(最近は枕経とお通夜を一緒に頼まれることが多いですので)

すると「もうしっかり泣いたのでやめておきます」と仰いました。
お通夜では泣かずにみんなで明るく送れるようにしたいのだそうです。
(あくまで喪主さまがオプション的に選べる形でご提案しています)

そこで喪主さまのご要望にお応えして最大限に明るいお勤めにしました。
枕経とお通夜のときにしているお話も明るいバージョンにして
お勤めの中の節回しも陰旋律のものを陽旋律にしました。

喪主さまやご遺族の皆さまにはよかったと思っていただけたようです。
私自身も明るく笑って過ごすお通夜っていいなと思っています。