来る者拒まず去る者追わず

2020年3月4日(水)

200304
広島に残るお骨を東京へ改葬したいというご依頼を受けました。
お寺の納骨堂に納められているので手続きにはお寺も関わります。
そこでご関係される皆さまにご了承をいただくようお願いしました。

昔からのお檀家さまですが私の知らない経緯や親戚関係などを尋ねたり。
関係される皆さまのご意志やご希望やご要望なども相談いただいたり。
いろいろと話し合われた結果、一部のみ改葬されることになりました。

改葬先はお住まいから近い築地本願寺さまをご予定されているそうです。
宗派は違いますが故人のご遺志だそうですので特に何も申しませんでした。
故人というのはお檀家さまの息子さんですが先ごろ急逝されたようです。

お檀家さまとしてお付き合いのある皆さまの次世代とご縁を結ぶのは難しいですね。
広島で育っても大学や社会人になって離れた人たちは基本的に戻って来られません。
来る者拒まず去る者追わずでやっていますが離れていくご縁は寂しいものです。

今回の件は氷山の一角のようなもので今後もいろいろと起きてくるでしょう。
もっと次世代にもご縁を持ちたいと思われるお寺になれるよう励むしかありませんね。