ふとしたきっかけがあって

2020年2月13日(木)

200213
墓苑へ納骨に伺ったら墓石屋さんの姿が見えませんでした。
どうしたものかと思っていたら鍵で開閉ができるお墓らしく。
お施主さまがご持参の鍵で扉を開けて納骨されました。

納骨されるのを待っている間にお孫さんと立ち話をしていましたら。
子どもの頃に師僧が月参りに伺っていた後ろによく座っていらしたそうです。
そのためお経というと浄土宗のおつとめが一番しっくりくるとのことでした。

いまは遠方にいらっしゃるのですがご法事のお経が懐かしかったようで。
私のお経の声が師僧によく似ているので当時の記憶が蘇ってこられたらしく。
納骨されていくお祖母さまと過ごされていた頃のことを思い出されたそうです。

平和大通りの緑地帯に不思議な実がついているのを見かけました。
何なのか気になって調べたところイヌビワの実だということです。
これまで全く目に留まったことがなかったのですがこれも何かのご縁なのでしょう。

昔の思い出がパッと浮かんでくる感覚は不思議なものです。
ずっと忘れていたのにふとしたきっかけで蘇る幼いころの記憶。
在りし日の姿が思い出されて自然と手を合わさるのは尊く有り難いことです。