ごきげんようとご挨拶を

自分の知らない昔のことを聞かせていただくの楽しいものでして。
ある方が学校のご挨拶は常に「ごきげんよう」だったとおっしゃいました。
戦後ですが子どもの頃に通われていたカトリック系の私学だったそうです。

前に見たNHK連続テレビ小説「花子とアン」で聞いた記憶があります。
あれは東洋英和女学院ご出身の村岡はなさんがモデルでしたね。
良家のご令嬢が通われるお嬢さま学校らしいと感じたものです。

全くお嬢さまではなかったですけど、とご自分のことを振り返っておられました。
それでも女学校に通われていた時にはそれが決まりで当たり前だった、と。
でも女学校を卒業されてからは普段お使いになったことはないそうですが。

「ごきげんよう」という挨拶が似合う雰囲気で居続けるのは難しそうです。
とはいえ響きとしては美しく雅やかな感じがして良い言葉遣いだと思います。
品のある言葉遣いが幾らかでも相応しいと思われるようありたいものです。