時を経て心が定まって納骨を

2019年9月17日(火)

190917
今日は3年を経て納骨されることになったお勤めをしました。
当初はお骨を手放せなくて手元のお仏壇でのご供養を選ばれていました。
それが今年のお盆には「そろそろ納骨してやらないと」とおっしゃいました。

辛いお別れでしたが時が過ぎるうちに納骨しようと心が定まってこられたのです。
お寺の納骨堂を墓所に定めて無事に納骨も終えて安堵した顔でおっしゃいました。
「ようやく落ち着かせてやれたので、これで安心しました」と。

納骨の時期をどうしたらいいでしょうかと尋ねられることが時どきあります。
四十九日に合わせないといけないでしょうかと問われることもあります。
そういう場合が多いけど必ずしも四十九日でなくても構わないと答えています。

元々お墓がある場合は四十九日の法要後に納骨されることが多いです。
お墓がない場合は墓所を定めてお墓を構えてからということもあります。
あるいはお彼岸やお盆などの頃に納骨をなさりたいという場合もあります。

ご事情により荼毘に付されてすぐの納骨を希望されることもあります。
でも7回忌を過ぎても大切にお側に置いておきたいということもあります。
地域によっては雪深いので冬を越して春を迎えてからという場合もあります。

最初は手放せないとおっしゃる方もいつか納骨しようと思う時がこられます。
粗末にされないのであれば心が定まったらで良いです、と申しています。
それまで大切にしていただけるというのは亡き方も有り難く感じられることでしょうから。