暮らしに仏さまを〜エンディング産業展より〜

2019年8月28日(水)

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今年のエンディング産業展で気になった展示の一つがこちらです。
大きさとしては小さめの木製の仏像がズラッと並べられていました。
経年変化を愛でるということで素材はツゲとヒノキとがあるようです。

同じ仏さまでも煌びやかな彩色も素地を活かした塗金もあります。
塗りか素地かは好みに合わせて段階を選ぶこともできるそうです。
中には装飾部分に七宝塗りを施した美しいお姿も拝見しました。

日常の暮らしの中に仏さまがいらっしゃる提案というのは良いですね。
昨日の投稿のように小さなお仏壇に組み合わせると家に合うお仏壇にアレンジもできます。
インテリアだけでなく手を合わせる対象として迎えていただければ有り難いです。

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展示では仏さま菩薩さまだけでなく四天王さまなど諸天部の方々もいらっしゃいました。
基本はレーザーで概略を刻んで最後は中国の仏師さんが手を入れるようです。
なお仏師さんの技量の差が仕上がりの差にあらわれていてお値段にも差がありました。

ちなみに規格化されている仏さま以外にも希望を伝えての発注もできるということです。
有名な初転法輪や苦行姿のお釈迦さまの写しも写真などから似せることはできるとのこと。
依頼元の情報やデータがどのように複製されて仕上がるのか一度見てみたいものです。

現地へ足を運ぶとこうした魅惑的な展示に出逢えるご縁があるものですね。