小さな祭壇〜エンディング産業展より〜

今回のエンディング産業展で見かけた小さな祭壇２つです。
開閉できて自立できて本のような構造というのが鍵でしょう。
用途としては写真と一緒にお位牌などを祀るというイメージのようです。

亡き方を偲ぶのに仏さまがいらっしゃらないことは気にならないのでしょう。
位牌壇や遺影壇であってもお仏壇ではないというのは寂しくもあり残念でもあります。
三つ折り仕立てで真ん中に仏さまがいらっしゃれば小さなお仏壇になれるのに・・・

一方で戒名なんていらないという方もけっこうな割合でいらっしゃると聞きますので。
逆にお位牌をセットにしてもらえているだけ有り難いとも言えるかもしれません。
戒名がある＝葬儀を出している＝お坊さんとの関わりはある、ということでしょうから。

お仏壇を構えていただくには仏さまのことをもっと説かないといけないのでしょう。
お坊さんとして仏さまの教えやお言葉を地道にコツコツとお取り次ぎしていくしかありません。