車の転用〜エンディング産業展より〜

2019年8月23日(金)

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エンディング産業展2019でいいと思った展示の一つがこちらです。
普通車を霊柩車に仕立てた車はよく見かけることがあります。
こちらは軽自動車を黒ナンバーで霊柩車仕様に改造したものです。

一緒に巡っていたお坊さんは「よく認可が下りましたね」と。
最大限に簡素にお葬式をするにはお寺に備え付けの霊柩車があると助かるようでして。
とはいっても軽自動車を霊柩車として使おうと思っても転用が難しかったらしいです。

お寺での小さなお葬式を推し進めていくにあっては極めて有用な可能性があります。
高齢者や福祉の施設があればストレッチャーを載せることもできます。
あるいはレールに蓋をしたら六尺塔婆など長い荷物の運搬もできます。

車の見た目や外回りの仕様はいろいろと対応をすることができるのだそうでして。
軽自動車の内装を改装したら良いという提案なので費用も高額にはなりません。
今すぐ必要ではありませんが将来の参考として知っておくと良いと思いました。

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一方で小さなお葬式をするために移動式の斎場となる車の展示もありました。
普通車の幅では広さが確保できないので横に室内を拡張できるようになっています。
大きさでも目を惹きますし「へぇ〜」となりましたがお値段のほうが・・・

荷台の高さまでの昇り降りも衣姿や健脚でない方には難儀に感じるでしょうね。
ペットの火葬車のように移動できる利点を活かせるかと言われたら・・・
個人的には再びお目にかかるご縁はないのではないかと思いました。

車の転用はいろいろ有り得るでしょうが淘汰されるモノも多いでしょうね。