終活のお悩みを棚経で相談される

2019年8月12日(月)

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彼岸から眺める此岸ってどんな風に映るのでしょうね。
亡き方がいま何を想われているだろうかという話をすることがあります。
お盆になるとご先祖さまや大切な亡き方に想いを馳せる機会が増えるからでしょう。

世の中では○○家という考え方が消滅しようとしているのですが。
お墓やお仏壇にはまだ○○家という枠組みが強く残っています。
そのため自分が最後に残る一人だという方には後の始末が気になられるようです。

このお仏壇の行く末が気になるから早めに処分したほうがいいでしょうか・・・
お寺の納骨堂に私が入ったあとはどうなるのでしょうか・・・
今年のお盆の棚経では最後の一人の終活に関する話題が多いですね。

お仏壇はお寺で最期の面倒を看てお位牌は納骨堂の納骨仏壇に移します。
納骨仏壇は維持管理の費用をいただいていないのでそのまま残すことができます。
ご親族やご友人などご縁のある方にはそのままお参りに来ていただけます。

お盆の棚経は終活のお悩みや相談ごとを面と向かって尋ねられる大切な場でもあります。
一つずつお悩みにお答えしていくと胸のつかえが取れるようにご安心されます。
そのご様子をご覧になるご先祖さまも笑顔で安堵されていらっしゃることでしょう。