諸行無常の風は隔てなく吹いてくる

広島駅北口に色の変わる光のオブジェがありました。
よく見ると宮島の景色と花火の模様が描かれています。
移り変わっていく色合いが諸行無常を彷彿とさせますね。

当たり前だと思っていることが本当は当たり前ではなくて。
いらっしゃらなくなるまでその存在の有り難さに気づけず。
この世で二度と会えなくなってから募る寂寥感に愕然とする。

誰しも起こり得ることですが起きるまでは気づけないことも多くて。
そうした話を聞いていても我が身には縁がないと思っているけど。
いざ起きてから当たり前が当たり前じゃなかったことに気づかされる。

諸行無常の風は誰にも隔てなく吹いてくることがあります。
そういうものですと言う自分こそ本当はわかっていないだろうなぁ。
自分に言い聞かせているつもりで哀しまれている方にお話ししました。