昔からの風習を消滅させないように

2019年7月23日(火)

190723
一昨日の日曜日に施餓鬼法要のお手伝いに参りました。
大雨洪水警報が出ていましたが無事にお勤めされました。
まだ梅雨は明けていませんが気持ちの上では夏到来です。

控室で他のお寺さまと話していた中でポロッと出てきた話題です。
最近はお盆の棚経をお寺でして欲しいというのが増えている、と。
他のお寺さまと同じく私のお寺でも似たような傾向にあります。

元々はお盆にご先祖さまをお迎えする棚の前でお経を唱えていたから棚経でして。
仏壇がないお宅が増えればお盆の精霊棚を設えるお宅も自然と減るのでしょう。
何ごとも移ろいゆくのは仕方がないことですが何とも寂しい気がします。

形は変わっても手を合わせる心まで消滅しないよう何とかしないと・・・
盆踊りやお祭りのように風習を再生させる取り組みはいろいろありますので。
そんなことを考えさせられたお盆シーズンの幕開けでした。