音楽とお寺と法話とのハーモニー

2019年7月1日(月)

190701
今月下旬に「人の心に平和のとりでを築くコンサート」が開催されます。
NPO「音楽は平和を運ぶ」の催しで、そのオーケストラ練習が二階講堂で行われました。
NPOの事務関係のお世話をされている先輩に頼まれて会場提供をしたわけです。

世の中は狭いもので演奏者さんの中には同級生や知人もいらっしゃいました。
その中のお一人が練習のあとで興味深い話を聞かせてくださいました。
先輩から頼まれて皆さんにご挨拶を申しあげた前後で演奏がガラッと変わった、というのです。

ちょうど第一楽章を演奏し終えたところでお時間を頂戴して挨拶をしました。
特に深く考えずお寺の紹介に加えてお経の世界にほんのちょっとだけ触れた話を入れました。
私が辞した後で第二楽章の演奏が始まったら音色が全く変わって素晴らしくなったそうです。

そういえば寺ヨガでも短い法話をした夜は普段よりも良いと感じるとおっしゃいます。
お寺で衣姿の坊さんが短くても法話をすると何かしら響くことがあるのでしょう。
私のほうこそ何とも貴重な経験をさせていただいていると畏れ入るのですけどね。

おかげさまで響き合う美しいハーモニーを紡いでいける仏縁を有り難く感じています。