つらつらと名前について思いに耽る

2019年6月11日(火)

190611
外回りで立ち寄った先で珍しい花に出逢いました。
涼しげなというか余りお目に掛かったことがない不思議な青色でして。
ブルースターという名前のほうが和名の瑠璃唐綿よりもピッタリですね。

先日の下田東大教授のご講義を拝聴してから名前について考えています。
そんな時にふと思い出したのが「君の膵臓をたべたい」です。
主人公の名前がずっと明かされないまま物語が進んでいったなぁ、と。

映画を観たあとで元になっている漫画も読みました。
もちろん物語の展開上であえて名前を出さないままだったのでしょう。
特定の名前が明かされていなかったためにどこか掴みきれないというか。

ただし漠然としたイメージを与える仮の呼び名はいろいろと登場していまして。
その変遷が物語の世界観には大きな役目を果たしていたように感じました。
名前には特定のモノやコトを指し示す以上の力があるように思いますね。

つらつらと名前について思いに耽る時はまだまだ続きそうです。