変容するから死滅しない

2019年6月8日(土)

190608
昨日から3日間、広島に初夏を告げる浴衣祭り・とうかさんです。
ショッピングモールのペコちゃんまで浴衣姿に変装していました。
個人的にはショーケース内のスイーツのほうが気になりますけど。

一昨日の浄土宗中国四国地区の講習会で最後に拝聴した講義ですが。
平岡聡京都文教大学長による「浄土教の変容」でした。
浄土教に限らず仏教の変容という講義に変容できるお話だそうです。

平岡先生曰く「変容は是、むしろしなければならない」とのこと。
なぜなら、もし変容しなかったら死滅するから、だそうでして。
導入でお話された内容がとても興味深く更に詳しく聞きたかったですね。

コピーミスから多様化することや齟齬とか矛盾の会通については特に。
解釈のところで恣意的かどうかの差異もサラッとでは勿体ない感じでした。
また縁起と選択との視座の差異についても深く掘り下げていただきたいところでした。

浄土教は末法の時代に弘まったという時代背景が必須条件でしたが。
いまの時代においては何がそれにとって変わり得るのか、ということと。
浄土教の立ち位置から社会福祉活動はどう有り得るのか、は問い続けなければならないですね。

個人的には親鸞さまとではなく日蓮さまと法然さまとの関係性が聴きたかったですが。
前夜の懇親の席だけでは残念ながら突っ込んで質問しきれませんでした。
どこか別の場でいつか拝聴させていただけるご縁を探して待つことにします。

それまで「変容」という時機相応化(カスタマイズやチューニング)について個人的に考えることにします。