受け継がれるお念仏が染み込んだ木魚

何世代も受け継がれてきている塗りが施された木魚と出会いました。
あまりお目に掛かることが少なくなってきた年季が入った木魚です。
月参りに伺うようになるまで奥に仕舞われていたのかも知れません。

座布団と倍は比較的新しいので取り替えられたことがありそうです。
それに比べて木魚の頭頂部の塗りが剥がれているのは使い込まれている証しです。
木魚を打ってお念仏くださったご先祖さまが何世代もいらしたのでしょう。

お念仏が染み込んでいる仏具を使わせていただけるのは有り難いですね。
これからも大切に使い続けてお念仏を相続していただきたいものです。