受け継がれる道があって

2019年5月15日(水)

190515
今年も枇杷の実がすくすくと育って大きくなってきています。
昨秋に庭師さんがバサバサと枝を落としたので少な目ですが。
そのおかげなのでしょう実がピンポン球くらいに育ちました。

先ごろ知人を通して終活で減らしているモノを譲り受けました。
宝生流の謡いをお稽古されていた名残りの扇子を箱いっぱいに。
個人的には持て余してしまうので使ってくださいそうな方を探して・・・

喜多流の謡いのお稽古がお寺で月3回あるので先生にお見せしました。
流派が違うと扇子裏側の雲の数に違いがあるのだそうですが。
他所でのお稽古用に使えそうだということでお譲りいたしました。

枇杷の実はお供えいただいた枇杷の種から芽吹いた命が育ったものです。
手から手へ譲り受けられた扇子たちも命が受け継がれていきました。
不要になったモノを捨てずに使ってもらえる道が見つかるのは嬉しいですね。