住職代替わりの晋山式に逢えて

2019年4月6日(土)

190406
仏教系大学出ではない私にとって稀少な同学年の仲良いお坊さんがいまして。
お師匠さまから住職を継承する伝統的な儀式である晋山式(しんざんしき)に招かれました。
私は檀信徒向けに限った簡略な継承式だけでしたが伝統的な晋山式は実におめでたく感じますね。

この晋山式という儀式ではお寺の過去帳を手から手へ受け渡すという場面があります。
歴代のご住職がお葬儀を執り行って亡き方を弔われてきた大切な記録を伝える帳面です。
万が一お寺に何かあってもご本尊さまと過去帳だけは是が非でも守りたいと努めるくらいのものです。

その過去帳を新しいご住職に渡された時に前住職さまのお心の内はどういう想いでいらしたのでしょう。
そして渡し終えてご本堂を出てゆかれる時の想いはどんなお気持ちでしたのでしょう。
経験したことがありませんので全く想像がつきませんが、ふとそうしたことが心に浮かんできました。

いつかそういう日が私にもくることでしょう。
それまでどんな歩み方をするのかできっと気持ちが変わっていくでしょうね。
今日の青空のように清々しくあれるようしっかり精進していこうと思いました。