手間を惜しむ気持ちと供養の心

2019年4月2日(火)

190402
春のお彼岸の頃にスーパーで並んでいたのに驚きました。
仏膳お供えセットという商品名で即席精進料理が売られていましたので。
お中日前のことでしたが売れ行きが芳しくないみたいだったです。

お祥月命日にお勤めしてもらいたいと呼ばれてお宅へ伺いました。
お仏壇の前には彩も鮮やかなお霊供膳がお供えされています。
簡単なものだそうですが手づくりくださるのは有り難いことです。

奥さまのご実家は浄土真宗でしてお霊供膳は馴染みがなかったそうです。
ご主人のご実家のご法事で何度かご覧になったことはあったのですが。
いざ自分の番となってから何となくしか見ていなかったので大慌てだった、と。

しだいに慣れてこられて今では全く問題なくご用意されています。
即席精進料理のセットを先日見かけたことを話した非常に驚かれました。
慣れるまで大変かも知れないけど、即席だけを盛り付けたのではねぇ、と。

ご供養のときにはなるべく手間を惜しまないよう思っていただきたいですね。
惜しむ気持ちは自分にも相手にも丁寧なご供養とは感じにくいですから。