最期まで聴いてくださっていたのでしょうねと

2019年3月13日(水)

190313
お母さまの二七日のお勤めをしたあとでいろんな思い出話を伺いました。
お母さまが亡くなられる直前に一緒に過ごされたことだったり。
そのお母さまに先立たれたお父さまの晩年のころのことだったり。

お母さまが息を引き取られたと病院から連絡が入って飛んでいかれたそうです。
お近くのお住まいだっったのですぐ着いたらまだ心臓は動いていらしたようでして。
お母さまのお名前をお呼びしたら反応があったように感じられたそうです。

呼びかけるたびに機械に表示される心臓の脈が少し大きくなられたようでして。
お名前を呼ばれた声が聞こえていたのでしょうかね、とおっしゃいました。
最終的には心臓も動かなくなって亡くなっていかれたということでした。

昔から言われているとおり耳は最後まで聞こえていらしたのでしょう。
臨終の瞬間にそばにいてお見送りできたのだと感じられたようでして。
まるで待っていらしたようで間に合って良かったと述懐されました。

臨終間際だけに限らず枕元で話す内容には気をつけてたいものです。
耳は最後まで残ると言われているのはその通りなのだと改めて聞かされました。
いつか自分の番が来た瞬間には「そうなんだなぁ」と実感できるのでしょうね。