ひそやかに涅槃会を

昨日ひそやかに長老と住職とで涅槃会をおつとめしました。
お釈迦さまがご入滅された２月１５日でしたので。
鐘（カネ）もなければ涅槃図もないので涅槃像をお祀りして。

お弟子さま方の中で阿難さまだけは涙されたと伝わります。
さとりを得られていなかったからだとか諸説ありますが。
誰よりもお側にずっといらしただけにお嘆きは深かったのでしょう。

お釈迦さまに直に教えを賜れなかった身には他のお弟子さまのような境地には辿り着けないでしょう。
哀しいときには阿難さまのように自然とあふれてくるなら涙をこぼしても良いと思います。
涙を流せることで心が耐えられるということもありますから。