嘆き話は我が身への訓戒

2019年1月9日(水)

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とあるお偉い方からぼやきのような嘆きのようなお話を伺いました。
そもそもは菩提寺にあるお墓に入りたくないけど入らないようにしても良いだろうかという質問でした。
いろいろと状況を尋ねながらご事情を伺っているうちに菩提寺のご住職のことに話が及びまして。

先年お葬儀を菩提寺で出していただいた時のお布施についても快く思われていないことがあったようです。
先方さまから言われた金額には驚いたのですが問題は金額の多寡というよりも別のところにありまして。
「同じ頼むにしてもモノには言い方があると思うけど、あなたはどう思うか?」と。

あぁ・・・そういう和尚さまのお話は反面教師として承っているのだろう、きっと・・・と思うような。
お金のことで嫌な思いをされただけでなく物言いや振る舞いでも嫌な思いをされておられるのに辛抱強いというか。
お寺を変えるというのは良くないと思っていらっしゃるご年輩の方はまだ多くいらっしゃるのかもしれません。

でも、そうした世代の方はどんどん減っていかれることでしょう。
もし私がこの方の立場だったとしたら、そこまで耐え忍ぶことはできないかもしれません。
明日は我が身・・・と決してならないように、と心に刻まねばならぬ貴重な訓戒をご教示いただくご縁でした。