苦悩しているのは一人じゃない

2018年11月13日(火)

181113
ちょっと時間が空いたので「チャーチル/ノルマンディーの決断」を観てきました。
先月観た「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の5年後のお話です。
出演者は違っていても共通する登場人物が多くて続編を観ているようでした。

ノルマンディー上陸という大作戦に最後まで抵抗した首相のチャーチル。
彼の中にあった知られざる苦悩と真実を描いた作品です。
先の映画は勇気づけられる印象でしたがこれは重苦しい印象でした。

苦悩しているチャーチルを描きながらも周囲の人も苦悩していて。
自分のことで一杯いっぱいだと周りの状況が目に入らなくなって。
周りの人がどういう想いでいるのかを気にすることもできなくなる、と。

単に鑑賞者として観ていたのに途中で臨床仏教師のような視点で観ていました。
映画としても見応えありますが人生経験上の示唆にも富んでいます。
孤独で苦悩していても決して一人じゃないと感じられるステキな作品でした。