ご当地やお師匠さまに伝わってきたもの 2018年11月10日(土) ご法事へ参列するのに日帰りで近江国の彦根へ立ち寄りました。ご当地ではご住職さんを「ご縁(えん)さん」と呼ばれています。浄土真宗さんではいろいろ呼び方があるようですが広島ではあまり聞かないですね。 昔ご縁さんには庭門から入って庭から座敷へ上がっていただかれていたそうです。玄関ではなく座敷へ直接上がるのは広島の昔ながらの家でも見たことがあります。私自身はそうしたことをさせていただいたことがありませんが。 おつとめでは阿弥陀経のあとで正信偈をおつとめくださいました。その正信偈の前に灯明を消して白から赤の灯明に替えて改めて灯されました。どんな訳があるのかお尋ねしようかと思いましたが遠慮しました。 かつてお坊さんになるための道場中に先生から言われた言葉を思い出したからです。「お寺に戻ったら何かと違うことがあるでしょうがお師匠さまや地域の伝統を大切にしてください」宗派による違いもいろいろあるでしょうが地域による違いもいろいろとあるものですね。 シェア Tweet