慰霊碑への献水 2018年8月6日(月) 73年目の原爆忌を迎えました。昭和20年も雲一つない青空だったとか。今年は縁あって平和記念式典に参列しました。 平成最後の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」です。式典が始まる前に献水をされることを知りました。献花や平和宣言や子ども代表の言葉や総理挨拶はテレビで見たとおりでした。 午後に所用で乗っていた車中のラジオから当時を偲ぶ放送が聞こえてきました。無傷で生き残った罪悪感に苦しみ苛まれた被爆者の貴重な生の声が流されました。なんと3年前に出会った近藤紘子さんの父で、流川教会にいらした故谷本清牧師の肉声でした。 その瞬間にハッと脳裏に浮かんできたのが、今朝見た献水される姿でした。亡き方のために献げていらっしゃるだけではなかったんだ、と思いました。自分を赦すため自らの苦しみを手放すために献水なさった被爆者がいらしたはずだ、と。 この献水こそが8月6日の大切な大切な儀式の一つだと気づきました。次からここへお参りする時には必ず水を持参することにします。水を献げてこられた被爆者の姿を倣い受け継いでいきたいと思っています。 シェア Tweet