共有する流れの一端

2018年7月12日(木)

180712
納骨堂の見学に来られた方のお一人がおっしゃいました。
「これだけ広くてたくさん入るのなら、私も一緒に入れてもらおうかしら」
ご結婚されているご婦人ですが新たに構えるご実家のお墓に入ってもいいかな、と。

「いや、そんなこと言っているけど、あなたのところはお墓があるじゃない」
すかさずお墓を探していらっしゃるご当人さまが突っ込んでおっしゃいました。
そのやりとりを聴きながら、ふと思ったのです。

シェアリングの行き着く先に新たな「シェアお墓」が出てくるのではないか、と。
合祀墓とか永代供養墓と言われているお墓の形態もシェアお墓と言うことはできます。
でも今回思い浮かんだのはご親族やご友人などある程度限られた人たちでシェアするお墓です。

誰か跡を継いで面倒をみてくれる人たちが「家」という単位ではなくなりつつあります。
であれば気心知れたご縁のある人たちが入る「シェアお墓」があっても良いのではないか、と。
変わり者で偏屈者の戯言ですが、ちょっと頭の片隅に留めておこうと思っています。