仏さまに向かう時間

2018年6月7日(木)

180607
ある女性と一緒におつとめをしていたら途中からすすり涙になられました。
おつとめの後でお尋ねしたら「ふとニュースの女の子を想ったもので」とのことです。
哀しい出来事の報道に心を痛められていたのが急にこみ上げて止まらなくなったそうです。

振り返ってみると私たち自身も誰かを疎ましく思ったり感じたりすることがあります。
時にはひどい言葉を吐いて相手を不快にしたり辛い思いを抱かせることもあります。
ただ幸いにも哀しい出来事が起きてしまうほどの悪縁に出遭うことなく今に至っているだけです。

もちろんそんな悪縁に触れることがないように日々の行いを正していけるよう心がけています。
周りにいる大切な人たちを疎ましいとか煩わしいと思ってしまうことがあったら仏さまに謝っています。
再び繰り返して誰かを不快にしたり嫌な気持ちにさせないよう導いてくださいと仏さまに手を合わせます。

でも・・・時が過ぎれば心が少しずつ遠ざかってしまいがちです、哀しいことですが。
だからこそ日々に、時々刻々に、仏さまに向かって手を合わしてお念仏する時間が欠かせないと思っています。