内観法 〜自己を確立させる〜【臨床仏教師養成ワークショップ 第3講】

2018年6月5日(火)

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臨床仏教師養成のワークショップ第3講を受けてきました。
千石真理先生の「内観療法の導入〜臨床仏教師としての自己を確立させるために〜」です。
内観といっても仏教ベースの技法で、実際に実践して体感する時間もありました。

「価値判断を挟まず仏さまの言葉の如く尊んで聴かせていただく」
「人生をやり直すことはできないが見直して出直すことはできる」
「いつ死んでも後悔のないように、そのうえで日々を生きていく」

浄土真宗の吉本伊信師がはじめたということで浄土教的な様子が多かったです。
概要の話を拝聴していると、法然上人の御法語が頭にフッと浮かんできました。
自己省察について新しい角度からの学びをいただけたのは望外の幸いでした。

内観を体感している時間に呼吸法を実践していたら身体が気怠くなり熱くなりました。
終わった後で質問したら自己探求への抵抗や反発の反応かも知れませんね、と。
個人的には単なる空腹による低血糖状態に近かったのだったら良いが・・・と思っています。

前回の三学(戒・定・慧)から今回の内観による自己省察と仏教要素は満載で有り難いことです。
尻切れ気味だったSOC(生きがい感)についての話はパッと素通り気味になり残念でした。
よく言われる「幸せ」と法然浄土教に説く凡夫性とについて、あれこれ考えを巡らせた帰路でした。