ビワは9年で実を結んだ

2018年6月4日(月)

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数週間前、ビワの実が色づきはじめた頃に使用済み封筒を被せました。
というのも幾つかの実をつついて食べた形跡があったからです。
目で見えるのか鼻で匂うのか、カラスが実が色づきつつあるのに気付いたようでした。

たまに何かの理由で封筒が外れるとカラスがビワを食べていたようです。
これも食作法の「当得(とうとく)」と思ってお裾分けの気持ちでいました。
とはいえ全部食べてしまわれないよう外れた封筒は再び被せ直していました。

何だかカラスが騒いでいるので何事かと思ったらビワが良く熟れていました。
実を保護させるため被せていた使用済み封筒を突いていたカラスがいたようです。
あちこち遠巻きにしてカーカー鳴くので実を摘み取ることにしました。

今年初めて花が咲いて実ができたにしては思いのほかたくさん成っていました。
特に選定もせず自然まかせで実らせたのでピンポン球くらいの大きさです。
ほどよく酸味がききながら甘さもしっかりした味に熟れていたのに感動しました。

9年前、試みに皮が裂けていた種を植えた茂木ビワが立派に実を結ぶまで育ちました。
桃栗三年柿八年、枇杷は9年という言葉どおりであったことに驚いています。
自然の恵みに感謝し、まずは仏さまにお供えして、お下がりを有り難く頂戴いたします。